服が好きなのに、なぜか後ろめたい理由
「辞めればいいじゃん」
ふいに愚痴っちゃったとき、
家族に、友人に、言われちゃった。

違う。
そうじゃない。
辞めたいわけじゃない。
服も、仕事も、
嫌いになったわけじゃない。
今日も接客は楽しかった。
お客様に似合う服を提案して、
鏡の前で笑ってもらえた瞬間、
やっぱりこの仕事が好きだと思った。
好きな服に囲まれて、
人に似合うものを見つけて、
「ありがとう」と言ってもらえる。
この仕事を選んでよかったと思う瞬間は、
ちゃんとある。
なのに、帰り道。
スマホでシフトを見て、
通帳の残高を見て、
来月の予定を見て、
ふと苦しくなる。
この働き方、
いつまで続けられるんだろう。
そんな話をすると、
返ってくる言葉は、
「辞めればいいじゃん」
けれど、辞めたいんじゃない。

本当は、
服が好きなまま働き方を変えたい。
好きな仕事をしているはずなのに、
将来が不安になる自分を責めてしまう。
恵まれているはずなのに、
もっと自由に働きたいと思う自分が
わがままに感じてしまう。。
私、転職を4回して、
やっと気づいたんです。
私が辞めたかったのは、
アパレルではありませんでした。
辞めたかったのは、
好きな服を扱っているのに、
時間も、収入も、未来も
自分で選べない働き方でした。

モヤモヤの正体は、
服への気持ちが冷めたことじゃない。
「好き」と「働き方」が
合わなくなってきたサインです。
服が好きな気持ちは、
ずっと本物だった。
だから、
服を諦める必要はありません。
変えるのは、
服を仕事にする方法です。


